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今までで一番泣いた作品かもしれない――タコピーの原罪🐙

お久しぶりです。

こんばんは。

今日は一つの作品について書いてみたいと思います。

ここ最近観た作品の中で、いや、もしかしたら今まで観てきた作品の中で――
一番泣いた作品かもしれないと思ったものがあります。

それが
タコピーの原罪 です。

作者は タイザン5 さん。
少年ジャンプ+ で連載されていた作品で、単行本では全二巻、全16話という短い物語です。

しかし、この作品はとても衝撃的でした。

観終わったあと、しばらく何も考えられないくらい、
心を揺さぶられる物語でした。


目次

可愛いタコピーと、残酷な現実

この作品を観てまず思ったのは、

タコピーがめちゃくちゃ可愛い

ということでした。

主人公のタコピーは、
丸くてふわふわしたタコに似た宇宙人です。

表情や仕草もどこか愛らしくて、
見ているだけで癒されるようなキャラクターです。

一見すると、
子供向けのほのぼのした作品のようにも見えます。

しかし、物語の中身は全く違います。

この作品で描かれるのは、

  • 学校でのいじめ
  • 家庭環境の崩壊
  • 孤独
  • 子供の残酷さ

とても重いテーマです。

そんな 可愛いタコピーと、あまりにも残酷な現実の対比が、
この作品の強烈さを生み出しているのだと思います。


どこかドラえもんを思わせる世界観

この作品を観ていると、
どこか ドラえもんのような雰囲気を感じます。

実際、作者のタイザン5自身、「陰湿なドラえもんをやりたい」

という発想が出発点だったと語っており、

宇宙から来たキャラクター。(ドラえもんは未来ロボットですが)
そして、困っている子供を助けるための道具。

その設定だけを見ると、
まるでドラえもんのような物語にも見えます。

しかし――

ドラえもんを観る感覚で観てはいけない作品です。

むしろこの作品は、

「もしドラえもんのような存在が
現実の問題の中に入り込んだらどうなるのか」

そんな残酷な物語のようにも感じました。

ハッピーにするための道具が、
状況をさらに悪くしてしまう。

その展開はとても苦しく、
そしてとてもリアルでした。


タコピーは優しい宇宙人

タコピーは「ハッピー星」からやってきた宇宙人です。

彼の目的はただ一つ。

みんなをハッピーにすること。

そして地球で、
少女「しずか」に出会います。

タコピーは彼女を助けようとします。

ハッピー道具を使いながら、
何とか彼女を幸せにしようとします。

でも――

その優しさが、すべてを悪い方向へ進めてしまうのです。

タコピーは可愛い。
そして、とても優しい。

だからこそ、この物語はこんなにも苦しいのだと思います。


善意が悲劇を生む

この物語を観ていて思ったのは、

優しさは必ずしも正しいわけではない

ということでした。

タコピーには悪意がありません。

むしろ、とても優しい存在です。

でも、人間の世界のことを理解していません。

人間関係も、
感情も、
家庭の事情も。

だからこそ、

良かれと思ってやったことが、
取り返しのつかない結果を生んでしまう。

それがこの物語の悲しさでした。


僕が今までで一番泣いた作品かもしれない

正直に言うと、
この作品は僕にとって

今までで一番泣いた作品かもしれません。

感動して泣く作品はこれまでもありました。

でも、この作品は少し違います。

嬉しい涙というよりも、

  • 苦しさ
  • 切なさ
  • やるせなさ

そういう感情が混ざった涙でした。

観ていて
「やめてくれ…」と思う場面もありました。

それでも最後まで観てしまう。

そして観終わったあと、
しばらくぼーっとしてしまいました。

短い物語なのに、
ここまで人の心を揺さぶる作品があるのかと
正直驚きました。


「原罪」というタイトル

この作品のタイトルにある
原罪 という言葉は、もともとキリスト教の考え方です。

簡単に言うと、

人は生まれたときから罪を背負っている

という意味です。

聖書では、人類最初の人間である
アダム と
イブ が
神の言いつけを破ったことで、人間は罪を背負う存在になったとされています。

だからキリスト教では、

人間は完全な存在ではない

と考えられています。


誰が悪いのか分からない物語

この作品を観ていると、
途中からこう思えてきます。

「結局、誰が悪いんだろう?」

いじめる子もいる。
でもその子にも家庭の事情がある。

助けようとするタコピーもいる。
でもその行動がさらに悲劇を生んでしまう。

大人たちもいる。
でも完全に状況を救えるわけではない。

つまりこの物語は、

誰か一人が悪いわけではない世界

が描かれています。


人間の世界の「原罪」

この物語を観ていて感じたのは、

人間の世界そのものに歪みがある

ということです。

  • 人間関係
  • 家庭環境
  • 感情
  • 社会

そういうものが複雑に絡み合って、
悲しい出来事が生まれてしまう。

だからこの物語の「原罪」とは、

誰か一人の罪ではなく、
人間という存在そのものが抱えているもの

なのかもしれません。


アニメで観た方が、より感じる作品かもしれない

この作品は漫画でも十分に衝撃的ですが、
個人的には アニメで観た方が感情がより伝わる作品だと思いました。

声や音楽、演出が加わることで、
キャラクターの感情や空気感がより強く伝わってきます。

特にタコピーの声や表情は、
アニメになることでさらに印象に残る気がします。

もしこれからこの作品に触れる方がいたら、
アニメで観るのもおすすめかもしれません。


最後に

正直、この作品は

「面白いからぜひ観てください!」

と軽く言える作品ではありません。

なぜなら、
かなり心が重くなるからです。

でも、

観たあとに考えさせられる作品

という意味では、
とてもすごい作品だと思いました。

もしまだ触れていない方がいたら、
ぜひ一度観てみてください。

ただし――

ドラえもんのような感覚で観ると、かなり衝撃を受けると思います。

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この記事を書いた人

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