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二コラ・テスラという“未来を見ていた男”

みなさんは 二コラ・テスラ という人物をご存じでしょうか?
名前を聞いたことはあっても、
「何をした人なの?」と聞かれると説明が難しいかもしれません。

彼は──
「現代を100年先取りした天才」 と言われる人物です。

交流電流(AC)、無線通信の原理、テスラコイル、
蛍光灯の基礎となる高周波放電の研究、
そして実は ラジオの原理すらテスラが先に発明していた のです。

正直、未来から来たと言われても違和感がないほどの天才でした。


目次

■ そもそもテスラとは?

1856年、現在のクロアチアに生まれた発明家。
しかしその“発明の仕方”は常識を大きく外れていました。

テスラは紙に何も書かず、
頭の中だけで装置を完全に設計し、動かし、失敗すら脳内で検証してしまう人でした。

つまり──
「脳内に3D CADが標準搭載された男」

本気でそう思ってしまうほどの天才です。

そしてもうひとつ。
何度見てもテスラの写真ってイケメンすぎません?(笑)
絶対モテたでしょうね。いや、知らんけど(笑)


■ エジソンの元で働いたが、思想の違いで1年ほどで退職

アメリカへ渡ったテスラは、一時期 エジソンの会社で働いていました。
しかしすぐに両者の価値観の違いが明確になります。

  • エジソン:直流(DC)こそ正しい
  • テスラ:交流(AC)こそ未来

当然折り合いはつかず、
テスラは わずか1年ほどで退職。

ここから歴史に残る 電流戦争 が始まります。


■ 交流 vs 直流──その結末

エジソン陣営は交流の危険性を示すため、
動物を使った過激なデモまで行いました。

しかし現在の世界を見れば──
ほぼすべての電力網は交流(AC)。

つまり未来を見ていたのはテスラの方でした。

ちなみに──
なぜ直流より交流が世界中に広まったのか?
これは本当に奥が深く、技術的にも歴史的にも語ることが多いので、
ここで説明すると記事が膨大になってしまいます。

このテーマはまた 別の記事でじっくりまとめようと思います。


■ ラジオはテスラが発明していた──しかし“政治”で奪われた

テスラは無線通信の原理を最初に発明し、特許も申請していました。
しかし歴史は不自然に曲がります。

● 最高裁判所は「テスラが発明者」と認定

これは事実です。

● しかし米国特許庁が“決定を覆した”

エジソン陣営との繋がりが深かった特許庁は、
最高裁の判断を無視し、特許を
エジソンの影響力が強い マルコーニ に授与しました。

つまり──
裁判で勝ったのはテスラ。
特許を得たのはマルコーニ。

という不可解な歴史が残ってしまいました。


■ X線(レントゲン線)も同時期に観測していた

X線を「発見」したのはレントゲンで、
第一回ノーベル物理学賞 もレントゲンが受賞しています。

しかしその同時期、
テスラも独自の真空管でX線らしき現象を観測 していました。

  • 高電圧放電
  • 未知の光線の影響
  • 人体への危険性をレントゲンより早く警告

ただしテスラは 論文として正式に発表しませんでした。
ここが運命を分けたのです。

とはいえ、交流電流・無線通信・X線研究を合わせれば、
「テスラはノーベル賞を3回取っていてもおかしくない」
と多くの研究者が語っています。


■ テスラの“未来予測”はほぼSF

テスラが語った未来には──

  • スマホのような通信端末
  • 世界規模のネットワーク
  • 自動運転
  • 無人兵器(ドローンの原型)
  • 再生可能エネルギー社会
  • AIのような自律知能

これらを 100年以上前に語っていた のです。

未来人と呼ばれてもおかしくありません。


■ フリーエネルギー構想は“つぶされた”のか?

テスラは
「世界中に無料で電力を届ける」
という構想を持っていました。

その象徴が ワーデンクリフ・タワー

しかし資金提供者J.P.モルガンは言います。

「無料になったら私はどこから利益を得る?」

その一言で資金は打ち切られ、プロジェクトは消滅。

  • テスラは奇人扱いされ、
  • 死後には研究資料がFBIに押収

テスラの夢は、完成する前に道ごと断たれた のです。


■ 天才はなぜ生前に評価されないのか?


本物の天才ほど、生前は理解されない。

画家ゴッホは、生前 たった1枚しか絵が売れなかった と言われています。
テスラもまた、生きている間には評価されず、孤独な天才でした。

世界が追いつくまで、時間がかかる。


■ 歴史が選んだのはどちらか?

ふと考えると、

国際単位として名前が残ったのは「テスラ」。
エジソンの名は単位として残らなかった。

磁束密度の単位「テスラ(T)」は、
世界中の科学者が毎日のように使っています。

これはもう、
長い時間をかけたテスラの勝利
と言ってもいいのではないでしょうか。


■ もしテスラが今の世界にいたら?

もしテスラが現代に生きていたら──
きっと僕たちの想像を超える
ワクワクする発明を次々と生み出してくれた でしょう。

想像するだけで胸が高鳴ります。


■ そして最後に──僕の正直な気持ち

別にトーマス・エジソンが嫌いだとか、そういうわけではありません。
彼も間違いなく偉大な発明家であり、世界を前に進めた人物です。

ただ……
交流が危険だと示すために象を犠牲にした件だけは、
何度聞いても「うーん……」と思ってしまいますが(笑)

とはいえ、
エジソンもテスラもどちらもすごい発明家。

ただ──
ニコラ・テスラの素晴らしい功績は、もっと広まってほしい。

なぜなら今、世界中の電気のほとんどが
テスラが生み出した交流(AC) だからです。

彼の名が、もっと多くの人に届く未来を願っています。

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この記事を書いた人

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また、ハーメルンにてニ次小説を書かせてもらっています!
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