僕たち人類は日常の中で「偶然だった」「運が良かった」と言うことがあります。
ではそもそも、この世界に“本物のランダム”は存在するのでしょうか。
すべては必然の結果なのか。
それとも偶然が積み重なって今につながっているのか。
この問いは、長い間、物理学者たちの議論の中心にあり続けました。
■ アインシュタインが信じた「必然の宇宙」 ✨
量子力学が誕生した頃、
アインシュタインはその“ランダム性”に強い違和感を抱きました。
彼の残した有名な言葉があります。
「神はサイコロを振らない。」🎲
ここでいう“神”とは、
宇宙の法則そのものを象徴する比喩です。
アインシュタインが信じていたのは、
「この世界で起こるすべての事象には、確かな原因がある」という考え方です。
つまり、完全なランダムなど存在しない——
宇宙は必然によって動いているはずだと信じていたのです。
■ しかし量子力学は「本物の偶然」を示した ⚛️
アインシュタインの信念とは裏腹に、
量子力学が見せた世界はまったく逆の姿でした。
電子の位置、光の振る舞い、放射性崩壊。
これら量子レベルの現象は、
原因のない“本物のランダム” を持っています。
そしてその象徴的な思考実験が、
とても有名な 「シュレディンガーの猫」 です🐱📦
■ シュレディンガーの猫とは? 🐱📦
箱の中に
・猫
・放射性物質(崩壊するかどうかは量子的にランダム)
・毒ガスの装置
を入れて完全に密閉します。
量子力学のルールでは、
放射性物質は「崩壊した状態」と「崩壊していない状態」が、
観測されるまで 同時に存在している とされます。
その結果として、箱を開ける前の猫は、
「生きている」と「死んでいる」が同時に重なっている状態
と数学的には扱われます。
もちろん現実にそんな猫はいませんが、
量子の世界では「重ね合わせ」という現象が実際に存在しており、
これが量子力学の核心でもあるのです。
■ なぜ猫の話が重要なのか
シュレディンガーの猫が示しているのは
「未来は、観測されるまで決まっていない」
という事実です。
つまり、
この世界の根底には“複数の可能性が同時に存在し、
どれが現実になるかはランダムで決まる”
という発想があるのです。
これはアインシュタインの信じた
「必然の宇宙」とは真逆の考え方です。
彼の言葉「神はサイコロを振らない」に対し、
量子力学はこう答えているように見えます。
「神はサイコロを振っている。しかも、毎瞬振り続けている。」🎲
■ 宇宙は“偶然の揺らぎ”から始まった可能性 🌠
ビッグバンの直後には微小な揺らぎがあり、
それが銀河の分布や構造を生み出したと考えられています。
生命の誕生も、
その後の進化も、
数えきれない偶然の連鎖が重なった結果です。
つまり、
宇宙の誕生そのものが、偶然の産物だった可能性が高いのです。
■ では、僕たちの人生は偶然なのか?必然なのか 🤔
宇宙が偶然で形づくられたとしても、
僕たちの日々の選択は偶然ではありません。
・誰と出会うのか
・何を大切にするのか
・どんな夢を追うのか
・どんな未来を選ぶのか
これらは偶然ではなく、
経験・価値観・意思の積み重ねによって決まっていきます。
僕たちは偶然の宇宙に生まれましたが、
その中で“必然”を編みながら生きているのだと思います。
■ ミクロの世界を知ることは、宇宙を知ることと同じくらいロマンがある ✍️⚛️
量子力学について、僕は数冊ほど本を読んだ程度です。
それでも読むたびに「なんて興味深い世界なんだろう」と感じます。
宇宙は大きすぎて掴みきれないスケール、
量子は小さすぎて見えないスケール。
一見すると完全に別の世界ですが、
実はこの二つは深く結びついています。
ミクロという目に見えない世界を知ることは、
大きすぎる宇宙を知ることと同じくらい、ロマンがある🌌
星の誕生も、生命の発生も、
そして僕たちの存在も、
量子的な揺らぎが積み重なって生まれてきたものです。
もっと量子の世界を知りたい。
この見えない世界のロマンを追いかけたい——
この記事を書きながら、改めてそう思いました。
■ 結論:この世界は「偶然が土台で、必然が物語をつくる」📘✨
アインシュタインが信じた“必然”。
量子力学が示した“偶然”。
どちらが正しいのかは、
もしかすると僕たちの一生では分からないかもしれません。
ただ、一つだけ確かに言えることがあります。
世界は偶然でできていても、
人生は選択によって必然へと変わっていく。
未来から振り返れば、
今日の決断が“必然だった”と思える日が必ず来ます。
偶然の宇宙の中で必然を編み続ける——
その積み重ねこそが、僕たち一人ひとりの物語なのだと思います。
■ そして最後に:この世界は本当に存在しているのか? 🌐
ここまで「偶然」と「必然」を考えてきましたが、
もう一歩踏み込むと、こんな疑問も浮かび上がります。
「そもそも、この世界は本当に存在しているのか?」
この世界は誰かが作ったシミュレーションではないのか。
あるいは、僕たちの意識が見せている“仮想現実”なのではないか。
こういう話もとても興味深く、
量子力学や哲学とも深く関わるテーマです。
ただ、この話だけで記事が一本書けてしまうので、
そのテーマはまた別の機会に書こうと思います。
■ こういう“仮想現実”をテーマにした小説も面白いかもしれないですね ✍️
こうした話題を書いていると、
「仮想現実をテーマにした小説を書くのも面白そうだな」と感じます。
とはいえ、僕はあまりSF小説を読むタイプではありません。
漫画のSFならスッと読めるのですが、
小説のSFとなるとちょっとハードルが高く感じます😅
なんか想像しながら読みづらい気がするんですよね…
たぶん、自分に刺さる作品にまだ出会えていないだけかもしれませんが……。
どちらかというと私は、
“科学をテーマにしたミステリー”のほうが好きです🔍✨
まあ、それもフィクションなんですけどね…
とはいえ、もし自分が書くなら、
なんとなく“書ける気がする”んです。
……気がするだけですが(笑)
またいつか、このテーマで小説を書きたくなる日が来るかもしれませんね…

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