人は誰しも、不安を抱えて生きています。
それは脳の「生存本能」が正常に働いている証拠でもあります。
脳は常に“危険を予測する装置”として進化してきました。
だから、まだ起きてもいないことを心配し、最悪の事態を想像してしまうのです。
けれど現実は、ほとんどの場合、そこまで悪くなりません。
「心配事の9割は起こらない」と言われるのも、
この脳の“過剰な予測システム”の結果です。
不安は、備えのためのエネルギーであり、
同時に生きづらさを生む燃料でもあります。
だからこそ、人は「なんとかなるさ」と口にします。
それは、心を守るための心理的安全装置なのです。
けれど時に、僕たちはそれを信じ切れません。
「何とかならなかったら、終わりなんだけどね」と、
心のどこかでつぶやいてしまうのです。
実は、その感覚も間違っていません。
“終わる”という可能性を理解しているからこそ、
人は「今を大切にしよう」と思えるのです。
終わりを認めることは、諦めではなく、現実との和解です。
心理学では、レジリエンス――つまり「回復力」――という言葉があります。
人生が思い通りにならなかったとしても、
人は必ずしも壊れません。形を変えて、また立ち上がるのです。
僕たちはきっと、
「何とかならなかったら終わり」という現実を知りながら、
それでも“なんとかなる”ほうへ歩こうとする生き物なのだと思います。
🎧 Mrs. GREEN APPLE の『ケセラセラ』は、まさにその思いを代弁している曲です。
“ケセラセラ”とはスペイン語で、“なるようになるさ”という意味。
焦りや不安を抱えていても、きっと明日はまたやってきます。
今日は、この曲を聴きながら眠ろうと思います。
――なるようになるさ、でいい。
それだけで、少し心が軽くなる気がします。🪶

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