もう少しで、11月17日。
またひとつ歳を重ねます。
誕生日の前日って不思議で、特別な予定があるわけでもないのに胸がそわそわします。
ワクワクなのか、寂しさなのか、それとも“加齢アップデートへの抵抗”なのか……自分でも判断が難しいところです。
そしてふと思います。
「誕生日って、そもそも何なんだろう？」
意味は“生まれた日”。
でも実際は、
「今年もなんとか生き延びました」
という小さな生存報告の日なのかもしれません。
それを “おめでとう” と優しく包める人類、本当に優しいです。
■ 子供の頃の誕生日と、大人の誕生日
子供の頃の誕生日は、ケーキにろうそく、プレゼントにテンションMAX。
堂々と「主役です！」と言えた大切な日でした。
ただし──
僕は昔からケーキが嫌いです。ずっとです。
なので誕生日でもケーキは食べません。
これは子供の頃から変わらない、僕の珍しい伝統行事みたいなものです。
そんな静かな誕生日も嫌いではありません。
でも正直に言えば──
通知が来たら普通に嬉しいです😆
やっぱり「おめでとう」は嬉しいものです。
■ 大人になってからの“欲しいもの問題”
最近は、
欲しいものがあったら自分で買うタイプ になってしまい、
誕生日に何を欲しがればいいのか逆に分からなくなっています。
この前もお母さんに
「誕生日プレゼント、何が欲しいの？」
と聞かれて、少し考えた末に出た答えがこれでした。
「シリーズものの小説が欲しい。」
というのも──
シリーズものってまとめて揃えると、結構お金がかかるんですよね💦
1冊の値段は大したことありませんが、10冊近くあると地味に響きます。
そこで僕は悟りました。
「これは誕生日に甘えるしかない。」
結果──
誕生日プレゼントは、ブックオフでシリーズ小説をまとめ買いしてもらいました。笑
しかも最近は本をほとんど新品で買っているので、
ブックオフに行くのはめちゃくちゃ久しぶり。
棚を眺めていると、
「昔はここで宝探しのように本を探してたなぁ…」
と懐かしい気持ちにもなりました。
さらに追撃の朗報。
おばあちゃんから“図書カード”も貰いました！笑
もう完全に、
家族総出の読書支援キャンペーン。
ありがたすぎます。
そしてふと思いました。
誕生日プレゼントがブックオフ＋図書カードって、
日本でもかなりレアなのでは？笑
でも嬉しかった。
子供の頃のおもちゃが
いまは“本”や“図書カード”に変わっただけで、
結局ワクワクしているところは何も変わっていません。
■ 今年の僕を振り返る
今年は、僕にとって大きな挑戦を始めた年でした。
初めて小説を書き、
初めてブログを立ち上げました。
言葉に向き合う時間が増え、
そのぶん自分の世界も少しずつ広がっていった気がします。
■ 旅の詰め込み編
創作とは別に、この二〜三ヶ月は本当に動きました。
初めて北海道に行きました。
そしてまさかの──
北海道でも主役はラーメンでした。笑
景色よりラーメンの記憶が強いあたり、
「ラーメン好きすぎやろ、自分」 とツッコミました。
続いて、
初めて博多に降り立ちました。
（修学旅行で福岡空港には行きましたが、観光は今回が初めて。
しかも観光はほぼできず、ラーメンだけはしっかり食べました。）
ちなみに、福岡行きは “ミセスのライブ当選” によって急遽決まった旅。笑
まさか当たると思わず、当選メールを二度見しました。
しかもこれ全部、
たった二〜三ヶ月の出来事。
「詰め込みすぎやろ💦」 と自分で突っ込んでます。笑
そして改めて気づきました。
移動が多ければ多いほど、読書が捗ります。
飛行機でも新幹線でも不思議と集中できて、
北海道でも博多でも、結局本を読んでいました。
■ 誕生日は“自分を甘やかす免許日”
大人になると、自分を褒めるタイミングが極端に減ります。
だから誕生日くらいは、自分にこう言いたいです。
「今年もよく頑張りました！」
「倒れなかっただけで満点です！」
「ケーキは食べなくていい。ずっと嫌いなんだから。」
「好きなラーメンで祝おう。」
誕生日は、この“ゆるやかな肯定”を自分に許す日だと思っています。
■ 明日の僕へ
明日もきっと静かにはじまり、静かに終わるでしょう。
ドラマもケーキもありません（むしろケーキは無いほうがありがたいです）。
でもまた旅に出て、
また新しい“初めて”に出会い、
その空気を吸って、読書して、言葉を積み重ねていく一年になるでしょう。
最後にひとつだけ願いを。
「来年の僕が、この一年を笑って肯定できますように。」
ケーキがずっと嫌いでも、ひとりでも、静かでも。
それでも十分に良い誕生日だと思います。
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